「何時も御世話になっております。」
声とともに、事務所のドアが開きました。
突然現れたのは、優しそうな笑顔の
建具屋さんの、I・社長でした。
時々、近くに来たからといって、
事務所に寄ってくれます。
この建具屋さんは、今時珍しいくらい
若い職人さんがたくさんいて、
何時も工事中は助けてもらっています。
設計の人と創る住宅は特に、建具や家具に
こだわりがあって、きれいに見えるには・・・とか
出来るだけ広い開口で、しかも開け放った時
扉は見えないほうがいい・・・・・・・とか
設計の方からいろんな要望があるときなど、
図面が出来上がる前から、相談に乗ってもらい
工事中も、設計図をもとに施工図を何枚も起こし
それを、建具屋さんに見てもらうと、
「監督さん、これだと造る事は出来るけど
何年か先の耐久性に問題があるね」
『どこを直せば、耐久性が良くなるの?』
「この竪の材料を後、3mm太くしたら
大丈夫だと思うよ。」
『えー、3mmも太くすると納まりが良くないな。
もう少し何とかならんの?』
「じゃあ、竪を2mm太くして、一つ部品を
加えるとゆうのはどう?」
『うん、それの方がいいね。早速図面を直して
設計の人に了解とるわ』
と、こんなやり取りをしながら、
何時も建具屋さんの、技術はもとより
知識、経験、人柄?をフルに使って
協力してもらっています。
見学会の時などに、
〔何か分からないけど、スッキリしていて
きれいだね。〕
と、お客様から声を掛けていただいたりすると、
内心『やったー』という気持ちになります。
何回と無く、何時間も付き合ってくれた
建具屋さんのおかげなのは、
言うまでもありません。
さっそく、
『建具屋さん、おかげさまで、評判良かったよ。
また、次も宜しくね。』
電話の向こうで
「えーまたかよ。」・・・・・・・
と聞こえきそうな
頼りになる建具屋さんがいるので
これからも安心です。
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